ホーム > RPA Expressとの比較(乗り換え)

RPA Expressとの比較(乗り換え)

WorkFusionのRPA Express、無料で素晴らしいソフトでした。そう、「でした」なのです。もう過去形です。無料で使えなくなり、マクロマンに乗り換えました。実際に使ってみた感想をまとめてみます。以下すべて2020年12月現在の製品比較です。

Index area
システム要件の違い
WEB自動操作の比較
アプリ自動操作の比較
乗り換え方法
まとめ

システム要件の違い

マクロマンとRPA Expressのシステム要件の一覧です。数値に多少の違いはあるものの、さほど大きなものではありません。ただ一つ、「料金」だけ大きく異なります。

  マクロマン RPA Express
OS Windows10以上 Windows7以上
CPU 1.5Ghz以上 2コア・2.8Ghz以上
HDD 1.0GB以上 5.3GB以上
RAM 4GB以上 8GB以上
料金 無料 非公開
BOT 1 1
言語 日本語 日本語、英語、スペイン語
ライセンス 個人・法人共に利用可。会社規模、社員数などの制限なし。 個人・法人共に利用可。会社規模、社員数などの制限なし。

RPA Expressは無料でした。他の無料RPAソフトよりもライセンス条件が緩く、とても気に入っていたソフトです。しかし無料版はなくなり、すべて有料になってしまいました。料金はWorkFusion社に問い合わせないと分からない仕組みです。一般に公開できないくらい高い料金であることは容易に推測できます。

一方、マクロマンは完全に無料です。

WEB自動操作の比較

いきなり結論ですが、使い勝手に大きな差異はありません。強いてあげるとマクロマンの方がWEBページの遷移時や自動操作でエラーが生じにくく、安定稼働します。すべてのプロセスの稼働間隔がデフォルトで250ミリ秒に設定されている影響と思われます。

起動可能なブラウザは下表の通りです。両ソフト共にコマンド等で工夫することにより、下表にないブラウザ(EdgeやSafariなど)も起動可能です。

  マクロマン RPA Express
ブラウザ IE、Chrome IE、Chrome、FireFox
オブジェクト ID、Name、X Pathなど多数の方法で指定 ID、Name、X Pathなど多数の方法で指定

アプリ自動操作の比較

Excel操作に大きな差異はありません。しかし、他のアプリ操作ですとRPA Expressに軍配が上がります。付属しているInspectorというツールが優れていて、アプリ内のオブジェクトの特定がスムーズです。マクロマンの今後の改善・発展に期待します。

乗り換え方法

RPA ExpressとMACROMANには互換性がありません。製造元も違いますし。よって、RPA Expressで作成した資産はMACROMANでまったく使えません。心を無にして、一から作り直すしかないですね。

まとめ

全体的に機能に大きな差を感じません。ってことは有料よりも無料がいいですよね。RPA Expressが使えなくなって困っている人(日本人)には、マクロマンをオススメします。

インストール